まずは世界の涯てで焚き火から / ブログの名前とモレカウ
モレカウ、という面白い人物がいる。
モレスキンというノートブックを調べていたら出てきた人で、
そのノートブックの虜になり、幾つも文章を書いている。
彼の文章が載っていたサイトは、今ではNotebookersというノートブック・ラヴァーズが集まるところになっている。
モレスキンの文章やツイートの中で繰り返し使われることばがあって、
そのうちのひとつが、
「世界の果て」だ。
そして、彼はその世界の果てで焚き火をし、コーヒーを飲む。あるいはふらりとやってきた人にコーヒーを振る舞う。
というイメージを自分の中に持っているようで、私はそのイメージがとても好きだ。
私は「世界の果て」という意味の街・フィニステラにスペイン巡礼の最後に訪れたことがある。
フィニステラは大西洋に面した港町で、まさにヨーロッパ大陸の「世界の果て」であり、巡礼者の中にはそこで巡礼中に使用した服や靴、杖などを燃やして、自分の巡礼を終了させる人もいる。
だから、私の中の「世界の涯て」はフィヨルドのように入り組んだ断崖絶壁の海のそばで、
夜になるとその地形のうねりに沿って、
人々が自分の焚き火を起こしている火が見える。
もちろん、私も自分の焚き火を起こす。
そして、熱々のスパイスの効いた黒糖入りミルクチャイを振る舞うのだ。
という、イメージをいだくようになっていて、
なぜかはてなブログの名前を考えるとき、
このことがふっと頭に浮かんで、わりとすんなり「世界の涯てでお茶を飲む」という名前に決まった。
ブログの名前の由来も大切なので、忘れないうちに書き留めておくことにする。
写真はベルギービール。
だって暑いんだもん。